壺屋焼

壺屋焼 パート3

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赤土
実はこの旅、焼き物を見る以外にもうひとつ目的がありました。
それは大学時代の陶芸部の先輩のNさんです。
Nさんは大学を卒業後、実家の沖縄に戻り、今は沖縄県庁に勤めています。
そのNさんに、「今から読谷を出て、名護に向かいます」という電話をすると、Nさんは仕事を早退して、わざわざ迎えに来てくれました。ありがとうございます。

そのNさんの車に乗って、恩納谷茶村にある粘土屋さんへ。
ランダムここでは沖縄の代表的な土である赤土と黒土を販売しています。
沖縄では土を売っているところは、ここしかないそうです。
赤土は島尻マージ、黒土はジャーガルと呼ばれています。
この2種類の土を混ぜて使います。
粘土屋さん 作業場
瀬底島の海
その後名護市内から瀬底島へ。
透明度の高い、今まで見たことがない綺麗な海でした。
次に来るときは、この海で泳ぎたいです。
最後に今帰仁の作家さんの所に行ってきました。
穴窯で荒焼をされている方で、一時間ほどお話を聞かせていただきました。
沖縄ではもともと松が少ない上に、戦争で島の半分が燃えてしまったので、かなり貴重で値段も高くてなかなか手に入らないそうです。
薪を作っている方もおられないので、自分で作るそうで、なかなかの重労働です。
だから使う薪の量も少なく、灰の被る量も少ないんですね。
沖縄で薪窯を焚くのは難しそうです。
夜はNさんと2軒はしごし、その後30分ほど歩いてNさんの家で飲み直し。
昔のクラブのメンバーの話題で盛り上がりました。

3日目は8時半に名護市役所まで送ってもらい、そこからバスでブセナの海水浴場へ。
お客さんもあまりいなかったので、砂も巻き上げられず、綺麗な海でした。
ハリセンボンと一緒に泳ぎ、沖縄の海を満喫できました。
11時過ぎのバスで那覇市内に戻り、昼食と牧志の公設市場でお土産を買おうと思ったのですが、大渋滞に巻き込まれ、結局牧志では降りずに空港に向かいました。
沖縄の渋滞は噂以上でした。歩いた方が速いぐらいです。
パイナップルとドラゴンフルーツ
空港に到着し、買いそびれたパイナップルドラゴンフルーツを買って飛行機に。6時半には家に到着しました。

沖縄では、本土と違うことがたくさんあります。
沖縄では・・・
スポーツ新聞が50円。
新聞の見開きページに、一般の方のお葬式のお知らせが載っている。
自販機のジュースは110円。
お酒は泡盛、ビールはオリオン、お茶はさんぴん茶
バスの時間が早くなったり、遅れたりするのは当たり前、などなど。
沖縄の焼き物について感じたことですが、松が貴重な為、本土のように贅沢に使えず、灰被りの量が少なくなって
景色のない作品もたくさん出てきます。
ですが、備前のように炭や藁を使って景色を出せるようなので、その点ではまだまだ可能性はあると思います。
また上焼では、白化粧書き落としで全体に透明釉をかけた器がほとんどでした。
色釉もいっちんで部分的にかける程度。
色釉にこだわった方はおられませんでした。
とある作家さんのサトウキビ灰の釉薬が、乳濁していて面白かったですね。

壺屋焼2 焼き物旅日記
壺屋焼パート2 焼き物旅日記

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