トップ>陶芸日誌2001年
8月19日 株式会社マツダさんの紫松窯のイベントへ。松田さんは去年の陶芸ジャパン2000で出展されていたので、お会いするのは2度目 です。その時に紫松窯を見て、本当に焚けるの?という疑問に思ったのですが、今回のイベントで焼成していただいたビアカップ が4時間で焼成したとは思えない、すばらしい焼き上がりになりました。それだけ短時間で焼成できるのは特殊な炭を使っている ためで、火をつけるだけで勝手に1300度以上にまで温度が上昇します、調節は空気取り入れ口を少し開けたり閉めたりするのみ。 初心者の方でも簡単に焼けます。 今回は初めてだったので窯の特徴が分からなかったのですが、下から上へ火が流れるという特徴を考慮して窯詰めしたいな〜と 考えております。例えば棚板の代わりに支柱で作品を受ければ、作品の下から上へ火の通った跡がはっきりと焼き付くのではな いかとか。次の窯焚きが楽しみです。 |
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5月25日 阿倍野近鉄の北野勝彦展と難波高島屋の廣内俊之展へ。北野さんの作品は、伝統工芸展で何度もお見かけしていたのですが、 個展は初めてでした。展示会場に入り、作品を見て驚きました。なんと白備前、信楽の作品がある!白備前を作られている作家さ んは木村玉舟さんだけだと思っていましたので、面食らいました。そしてその白備前に灰がかかっている!白備前はその白さが命 であるがゆえに灰が被らないようにして窯詰めするものだと思っていましたが、灰被りの白備前、ん〜その発想に驚きました。私個 人的にはあまり好きにはなれませんでしたが。信楽の壷はころがしで、貝で受けていました。備前の壷も貝でうけたものがありまし たが、やはり貝で浮けた部分が緋色になる信楽のほうがいいですね。 |
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4月29日 梅田阪急の山下譲治展へ行ってきました。日曜日の午後という こともあって、会場はかなり賑わっていました。売約済も多数あり 、消費不況なんてどこ吹く風といった感じでした。作品の価格で すが大物で35万まで、茶碗5万、水指12万、徳利3万から3万5千 ぐらいでした。有名なわりに値段は抑えているように思いました。 作品は稜線紋の作品が中心。稜線紋はシンプルながら作品にア クセントを与えることが出来る、いい手法だなあと実感しました。 私が気に入った作品は、入り口すぐのところに展示されていた、 窯変の大皿ですね。永末さんなどがよくされている、牡丹餅を丸 ではなくて楕円などに変形させて模様をつけていました。その牡 丹餅の色がとてもきれいなオレンジ色でしたね。 私が期待していた造形作品はほとんどありませんでした。緋襷 の三角花入ぐらいでしょうか?轆轤で筒を作ってから稜線紋と同 じ手法で角を出されていましたが、個人的に隠崎さんのように面 取りで出すシャープな角のほうが好きですね。 |
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4月22日 朝から本村さんの穴窯の窯出しへ行ってきました。酸化焼成だ ったため、緋色が鮮やかな作品が数多く焼きあがりました。温度 は火前よりも真ん中付近が高かったようで、火前の作品はビード ロが流れず、窯中央の作品がビードロが流れているという、予想 外の焼き上がりといったこともありましたが、初めてにしてはよく 焼けていると本村さんも満足していました。 |
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窯出しされた作品たちです。真っ白な作品がほとんど無く、ロス の少ない窯ということも判明しました。「8月に焚くで〜」と本村さ ん。私もかなり焚きたくなってきましたね。 |
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4月17日 土日に本村さんの窯焚きの手伝いに行ってきました。同級生のよっちゃんと新三田駅で待ち合わせし、窯場でけんけんと合流。本 村さんは2日以上寝ていないので、グロッキーでした。夜はBBQと五右衛門風呂でかなり盛り上がりましたが、私は本村さんと窯焚 きを交代していましたので、遠くから傍観するのみ。さみしー。 さて窯焚きの方ですが、温度が上がりやすく酸化焼成でよかったので、かなり楽でした。温度は1200〜1260度の間を行ったり来た り。夜の6時から朝の6時まで焚きました。電気がないので、明かりはランタンと窯の明かりのみ。周囲数百メートル以内に誰もいな い、普段の生活とはかけ離れた静かで闇の中の世界での窯焚き。これぞ陶芸の醍醐味でしょう。 窯出しは22日。また行くつもりです。 |
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4月9日 友人の本村さんの窯詰めの手伝いへ。正面から見ると、こんな 感じです。焼き締めは窯詰めが大切です。火の流れによって、景 色を作るからです。だから素直に窯詰めされた作品は皆無と言 ってもいいぐらい、窯詰めにはこだわっています。窯焚きは木曜 日から。私は土曜、日曜日に窯焚きの手伝いに行きます。 |
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4月2日 梅田阪急の兼田昌尚展へ行ってきました。兼田さん本人がおられ、サインをいただきました。サインをいただくとき、「字が汚くて恥 ずかしいのですが・・・」とおっしゃられていましたが、とってもきれい字で感激。展示会は会場2つを使い、かなり大きな規模でしたね 。兼田さんの茶碗をはじめて触りましたが、そんなに重くありませんでした。見た目相応といったところでしょうか。使いにくそうです が、その迫力に圧倒されそうでした。特に三本足の茶碗は圧巻。そんな茶碗を礼儀正しい、控えめな兼田さんが作られているとは。 焼き物って、作品を見るとその人の性格が分かると言われていますが、ますます分からなくなりました。 兼田さん、また展示会があれば足を運びたいですね。 |
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4月1日 上本町近鉄で行われている藤原啓・雄・和 三代展に行ってきました。会場には和さんが来られていました。携帯は折りたたみ式で した。さて、本題ですが、メインは和さんで啓・雄さんの作品はあまり出品されていませんでした。少し残念でしたが、三代の作品を 比べて見れたのでそれなりに楽しめました。やはり啓さんの作品は飛び抜けていいですね。センスが感じられます。雄さんはおおら か、和さんは作風を確立中!といったところでしょうか。値段は啓さんの花生けが130万、雄さんの壷が350万、和さんの壷が60万 といったところでした。 |
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2月19日 やきもの探訪で待ちに待った松井康成さんの放送がありました。何種類かの土を混ぜて一枚の板にするのに板と棒を使って土を 締め、轆轤で成形するんですね。松井さんの練り上げの模様は何種類かありますが、今回は土を練ったときにできる偶然の模様を つなぎあわせて壷を作られていました。松井さんの作品は工芸というよりはアートに近いものがありますね。そしてその作品1つ1つ に全く違った世界が広がっていました。 |
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1月29日 大学時代のクラブの後輩の勧めで、藤本秀さんの作陶展(梅田阪急)へ行きました。日曜日ということもあって、画廊内はお客様で ごったがえしていました。藤本さんらしき人を発見したのですが、お客様と熱心に話をされており、私は質問することが出来ません でした。残念。アイテムは小壷、茶碗、水差、花入、角皿、片口大鉢、徳利、ぐい呑でした。小壷、花入は窯変、それ以外のアイテム は薄い、かさかさしたビードロに緋色が発色していました。ビードロが少ない割には窯変がきれいにでていたので、おそらく小さい窯 であまり薪を使わずに焚かれているのでは?それにしても小壷の窯変は見事でした。 藤本秀 略歴 1954年 甲賀郡甲南に生まれる 1973〜83年 働きながら油絵を学び制作を続ける 1987〜92年 木や草による造形・制作展を続ける 1990年 野焼きによる陶制作を始める 1991年 信楽の陶工房で働く 1995年 信楽雲井の山中に穴窯を築く 独学により焼締の制作を始める 2000年 信楽陶園個展 信楽陶夢個展 横浜高島屋個展 2001年 東京陶磁器一輪ギャラリー個展予定 |
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1月28日 やきもの探訪で山下譲治さんが放送されました。やはり山下さんと言えば稜線紋ですね。特に壷の右肩から底にはしるなめらかな 曲線が印象的でした。線一本でこれだけ変わるものなんだと何年か前に山下さんの作品を見て感じたことを思い出しました。稜線 紋、一度チャレンジしてみたいと思います。あと、山下さんを語る上で忘れてはいけないのが緋襷。何年か前に日本陶芸展に出品さ れていた緋襷の壷の緋襷の鮮やかさと土味はいまだに脳裏に焼きついています。 |
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1月1日 3月の登り窯で焼成する予定の作品です。 火袋の前の方で転がし、貝で受ける予定です。 |
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こちらは徳利とぐい呑です。 一昨年までは素直な器を作っていましたが、去年あたりから作風 を変え、歪みのある器を作っています。右のぐい呑はかなり個性 的。私の学生時代の作品しか知らない人は驚くのではないでし ょうか。 窯焚きは3月のはじめです。 |
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