小石原焼、武雄古唐津焼、現川焼

パート2 小石原焼、武雄古唐津焼、現川焼

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小石原の道の駅
雨の為、車の運転席と助手席のところで寝ていましたが、予想通り疲れがあまりとれず、目覚めは最悪でした。
朝早くから大勢の人が「道の駅」に車を止め、9時前には満車に。
小石原焼祭り100人限定、2002円の福袋(1万円以上の品物)が7時には売り切れに。
それにしても大勢の方が来られていました。
もし来年行かれる方は、9時前に行かれて駐車場を確保された方がいいと思います。

太田秀隆さんのギャラリーです。
伝統工芸展常連の作家さんですが、小石原焼作家の方とは知りませんでした。
作品の値段は他の窯に比べてかなり高めですが、惚れ惚れするいい作品がかなりありました。
買うかどうか真剣に悩みましたが、結局買わずじまい。
少し後悔しています。
太田秀隆窯
太田秀隆大鉢
太田さんの作品です。
縁は釉薬をかけず、中心部分に淡い、美しい紫色が出ているすばらしい作品です。
本村氏は、「宗像窯の作品と共通点がある」と言っていました。
「特殊な釉原料を使わず、土と焼きと調合を研究し尽くして初めてできる、素朴でありながら人を引き付ける魅力ある作品」、言葉で説明すると、こんな感じでしょうか?
今まではこんな作品が伝統工芸展に出ていたな〜、程度しか見ていませんでしたが、これから注目していこうと思っています。

福島善三さんのギャラリーです。
やはり、他の作家さんとはレベルが違うなというのが第一印象でした。
靴を脱いで上がった部屋に善三さんの作品が展示されていました。
そこには日本陶芸展で大賞を受賞されたときの賞状が!

作品ですが、鉄釉のものが気に入りました。
清水卯一さんの若い頃の作品のように艶がなく、縦に筋が入っている、いい作品でした。
小石原は太田さん、福島さんが別格という感じでした。
また訪れたいです。
福島本窯
江口勝美 小山路窯
小石原を出発し、次の焼き物の町、武雄古唐津へ。
写真は江口勝美さんの窯、小山路窯です。
江口さんと言えば、和紙染めで有名な方。
ギャラリーの中には、過去の伝統工芸に入選した作品を中心に、花器から食器に至るまで様々な和紙染めの器が陳列されていました。
陶箱は確かに素晴らしかったのですが、食器はもうひとつといった感じでした。
それにしても武雄は作家さんが点在している為、見て回るには車が必需品です。

松尾潤さんの窯です。
県道から農道を通って行かないといけないのでかなり分かりにくいですが、行ってみる価値はあると思います。
松尾さんのギャラリーも伝統工芸展入選作が印象に残りました。
広口花器はさすがですね。
あと茶碗も私好みでした。
粉引で萩のような柔らかさがあり、いいものを見させていただきました。
松尾潤ギャラリー
臥牛窯
最後に訪れたのが、臥牛窯
刷毛目で有名な横石臥牛さんの窯です。
さすが、有名なだけあって値段は別格でしたが、刷毛目の繊細な模様は想像以上でした。
作品は購入しませんでしたが、作品集は気に入っていて、今でも見ています。

今日は長崎ちゃんぽんを食べ、伊万里市役所で野宿。
NHKでサッカーの特集をしていたので、それを見てから10時前に就寝。
夜中雨が降り出し、車の運転席で寝ることに。


小鹿田焼、上野焼 伊万里焼、唐津焼
パート1
小鹿田焼、上野焼
パート3
伊万里焼、唐津焼

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