萩焼

萩焼パート3

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吉賀大眉記念館
今日も6時に起きて7時から朝食を食べ、8時半に出発。
まずは吉賀大眉記念館へ。
記念館は東萩駅から北の方角にあり、城下町から少し離れたところにあります。
ここへ来るのは3回目ですが、来るたびに作品のすばらしさにため息が出ます。
流れる藁灰釉の美しさは朝鮮唐津に通じるものがあり、私の好みでもあります。
記念館に入って、2階の展示室へ。
開館してすぐだったためか、展示室は真っ暗。
自分で電気をつけました。
作品を見終わってから、1階のロビーの冷たいお茶を飲んで一服。
2回生で初めて来た時も、社会人になってきたときも、同じことをしていた記憶があります。
特に初めて来た時は学生でお金がなかったので、ただで飲める冷たいお茶は非常にありがたかったです。

念館の隣にある、登り窯です。
今は大眉さんの息子さんが使われているようです。
萩焼は1日で焚き上げるので、備前や信楽に比べると窯焚き自体は楽ではないかと思います。
窯のすぐ近くに工房があり、誰でも覗けるようになっています。
運がよければ、蹴轆轤を見れるかも?
吉賀大眉記念館 登り窯
反射炉
反射炉の近くまでは何度も来たことがあったのですが、反射炉に来るのは初めてでした。

反射炉の近くには岡田裕さんの窯があります。
岡田さんと言えば、3年前に「緋が走る」のロケで使われた窯で、ここで田中美里が窯を焚いたんだな〜という目で見た記憶があります。
今回も訪れることを楽しみにしていたのですが、残念ながら「本日は休ませていただきます」の看板が・・・・。
せっかく来たのに・・・・。
岡田裕 ギャラリー
ランダム兼田昌尚 ギャラリー
気を取り直して、兼田昌尚さんの窯へ。
ギャラリーを除いたのですが、どなたもおられず。
仕方なく引き上げようとすると窓が開いており、なんと兼田さんの作陶姿を見ることができました。
刳り貫きの茶碗の焼成前の生作品なども見ることができ、ちょっと得した気分になりました。
ギャラリーの中を窓越しに見たのですが、茶碗、水指、花器、香炉、徳利、ぐい呑、湯呑、皿、コーヒーカップなどなど、今回の旅行であちこちの店で見た数よりも多くの作品が展示されていました。
やはり刳り貫きの茶碗がよかったですね。
今までは足つきの茶碗が好きだったのですが、普通の高台茶碗もいいものが見れて、大満足でした。

気を取り直して、萩シーマートへ。
港の市場だけあって、新鮮な魚介類が数多くありました。
そのシーマートの中で鮭とイクラの親子丼を食べたのすが、これが絶品!
ぜひ萩に行かれたときは、ぜひこれを食べてください。
値段は1500円と少し高めですが、自信を持ってお勧めできます。
萩シーマート
山口号1
東萩駅前からバスで山口へ。
なぜ小郡ではなく山口かというと、SL山口号に乗るためです。
山口号といえば、私が子供のころからあこがれていた蒸気機関車。
煙をあげて走る姿をぜひ見たいと思っていました。
その勇姿を撮影するためにホームの端に陣取り、山口号が到着するのを待つこと30分。
汽笛の音と共に、山口号がやってきました。
なるべくひきつけて撮ることを意識したため、かなり迫力のある写真になりました。
左の写真を撮ってから、ホームの一番前へ走り、左下の写真を撮ってさあ乗ろうと思って扉の前に行くと、閉まってるのです。
あれ?と思い、扉を押すのですが、開かない。
慌てて隣の扉に行くのですが、そこも開かない。
パニックになっていると、扉が奇跡的?に開き、乗ることができました。
後で気がついたのですが、写真を撮るのに夢中で、乗り遅れそうになっていたのですね〜。
今から考えると、冷や汗がでます。
山口号2 山口号3
新幹線500系
帰りは予約が取れず、自由席でした。
お盆最終日ということで、広島までは座れませんでした。
疲れているときに座れないというのは、かなりつらかったです。
帰宅したのは10時前でした。
今回の旅行は、焼き物と観光名所の両方を楽しむことができた旅でした。
こういう旅ができるところは、他にはありませんからね。
あと茶碗にますます興味を持てるようになりました。
萩茶碗と言っても、土の荒さ、釉薬のちぢれ具合、高台の削り、見込みから飲み口の造り、持ちやすさ、重さなど様々な部分をこれだけ熱心に見たのは、初めての経験でした。
また機会があれば、萩に行きたいと思います。

萩焼パート2 焼き物旅日記
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