2000年9月19日〜10月1日 日本橋三越


2000年9月23日
朝5時15分に起き、6時に出発。朝から雨。東京も雨だろうな。6時43分発のひかりに駆け込み乗車する。喫煙席は満員、しかし禁煙席は空席だらけ。ラッキーでした。

伝統工芸展を見るのは今年で6回目。今までの5回は全て京都高島屋で、東京まで見に行くのは今回が初めてです。毎年10月は仕事が忙しいのですが、何とか休みは取れていました。しかし今年は去年よりも忙しくなりそうな上に備前焼祭りも行く予定なので、比較的暇な9月に東京まで見に行くことにしました。

まず驚いたのが、展示会場の広さ。京都会場の2倍以上はあります。いつもなら陶芸以外のガラスや漆芸なども見るのですが、あまりの多さに断念。陶芸だけに集中して見ました。東京会場では入選した作品全てを見ることができるため、普段は写真でしか見ることができない方の作品も見ることができました。

102 焼締窯変壷 坂上竹造
緑色のビードロがたっぷりとかかったダイナミックな壷です。
形も美しく、見事でした。

104 萩大井戸茶碗 坂田慶造
全体がグレーの珍しい茶碗です。(灰被り?)
こんな萩茶碗もあるのかと驚かされました。

171 白磁艷消縁錆深鉢 中村清六
艶消しのなんとも言えない白が非常に印象的でした。

128 彩釉鉢「華」 田島正仁
濃い藍色の釉薬の中に浮かび上がる華。
今までにない斬新なデザイン、幻想的な雰囲気。
思わず見とれてしまいました。

261 備前棗大徳利 行吉学
行吉さんが得意な大徳利です。
胴の下まで流れている流れ胡麻が印象的です。

79 碧釉片口漣文器 木村芳郎
青い釉薬といえば木村さんというぐらい有名。
シャープな形にブルーの釉薬が良く似合います。

156 燿彩鉢「芽生」 徳田八十吉
先代、先々代が研究した釉薬を現代的なデザインで生かしきっている見事な作品。
今回の作品も魅力的でした。

67 備前窯変肩衝茶入 各見政峯
小さな茶入れに様々な色が存在し、見事な景色を作り上げています。

(番号はカタログに掲載されている番号です)
今回の伝統工芸展でもすばらしい作品を何点も見ることができました。また、今回は初めて全ての作品を間近で見ることができ、満足しています。来年もできれば東京まで足を運びたいですね。


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