朝7時に起床。 名古屋から名鉄に乗って40分ほどで常滑駅の到着。 日本全国の焼き物の町を見て歩いていますが、これほど最寄駅の規模が大きい所はありません。 駅前にコンビニもあるし、競艇場もあるし。 窯場巡りをしていると、モーターボートのエンジン音が聞こえてくるのはここぐらいでしょう。 まずは駅の上にある、常滑焼のギャラリーへ。 ここには常滑焼作家の作品がかなりの数が展示されているので、お気に入りの作家さんや新人作家さんの作品も見ることができました。 |
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常滑市陶磁器会館 開館時間 午前9時〜午後5時 休館日 年末年始 ここでは常滑焼の様々な作家さんの作品が展示されています。 常滑焼といえば急須ということで朱泥の急須が多いのですが、3年前と比べると食器の割合が増えたように思いました。 ガラスケースの中には、赤と黒のコントラストが美しい谷川青山さんのぐい呑を見て、無名異焼の伊藤赤水さんを思い出しました。 赤い土を生かすために黒を焼き付ける。 焼き締めは1色では面白くないので、このようにされたのでしょう。 |
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常滑を歩いていると、このような景色をよく見かけます。 不要になった常滑焼の土管や瓶を埋め込んで補強しているのです。 これを見ると常滑に来たという感じになります。 前回訪れたのはちょうど三年前。九谷、大樋、無名異、益子、笠間、美濃を見てきた後で疲れていましたので、じっくり見て回ることができず、そのことが心残りでした。 今回は常滑、常滑焼をなめるように見て回るぞー。 |
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民族資料館と陶芸研究所は定休日でした。 資料館の常滑焼の大壷や作陶道具、陶芸のビデオを見るのを楽しみにしてたのに。 常滑市民族資料館 開館時間 午前9時〜午後4時半 休館日 月・第四火(祝日の場合は翌日)・年末年始 常滑市立陶芸研究所 開館時間 午前9時〜午後4時半 休館日 月・第四火(祝日の場合は翌日) ショックと暑さでまいっていたところ、窯のある広場資料館が見えてきました。 ここは3年前涼んでいった記憶があったので、嬉しくなりました。 砂漠の中にオアシスを見つけた時は、こんな感じかな。 |
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中は天国でした。 涼しー。 写真の椅子で休憩。 ここは昔、土管を焼いた登り窯で塩を使っていたために、壁の内側は光沢が出ていました。 でも、昔はこのような窯が町じゅうにあり、それぞれの窯が有毒の塩化ガス(塩を投入すると出ます)をモクモクと大気中に放出していたということを聞いて、ぞっとしています。 |
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1年ちょっと前に百貨店で轆轤の実演をされていた時に知り合った、角掛政志さんです。 お宅は光明寺の近くということしか聞いてなかったので、果たしてお会いできるのか心配していましたが、すぐに見つかりました。 そこへ角掛さんが帰ってこられ、アポなしだったもので驚かれていました。 そして一度お会いしたことがあるだけの私を工房へ案内してくださいました。 作品は食器が中心で、色合いはかなり渋めです。 焼き締めに近いですね。 以前は刷毛目などをされていたので、かなり作風を変えられたようです。 |
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角掛さんとは陶芸の話で盛り上がり、帰りは駅まで車で送っていただきました。 ありがとうございました。 常滑焼祭り(9月2、3日)では広場に店を出されるそうです。 場所はやきもの散歩道Aコースの29番か30番の看板近くです。 |
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パート2 九谷焼 |
焼き物旅日記 |